学校の健康診断にもその地域の医師が出張し、子供の健康診断を行っているのです。少子化だから小児科医があまり必要とされないという考えは間違っていて、少子化だからこそきめ細やかな医療サービスを提供することが求められる時代になっているのです。小児科医は慢性的に不足している中で、医学部が果たす役割が注目されています。開業医であっても小児科医の場合、長時間勤務が常態化しています。朝9時から診察が始まり、結局夜の7時までずっと診察をし続けている小児科医のお医者さんも少なくありません。また、小児科医の数が足りていないこともあり、患者が集中しやすいという状況を作り出してしまっているのも改善すべきことの一つです。医学部は依然として人気の高い学部の一つですが、今後は地域医療における小児医療の重要性を伝える必要があります。